空砲

君が憧憬する空とやらは
その手元から始まってるから
どうぞ好きなだけつかめばいい

くだらない現実感が上滑りして
もうここ以外行けないことなんか
どうしようもなく分かりきっている

ずぶ濡れ気分の毎日の中
怒りのままにぶつけられるものは
ないんだって
分かってきた

壊れませんように
壊れませんように
そういう口癖で周囲の輪郭を
たどたどしく測る

色んな空想を叶えようとしたけど
ねぇ
示し合わせたあの時から
何をいくつ叶えられただろう
数えることすら空想になってしまった

いつでも会えると思っていた人が
いつの間にか会えなくなってて
誰を責めていいか分からないから
静かに重くしゃがむ

届かぬ距離感を
握りしめ