ゆっくり歩くような
よーいどんで
さようなら
必要性も分からない
何かに似ているならば陸上さ
ただ撃鉄が鳴っただけ
何が大切かも分からない
ただ時間の撃鉄が鳴っただけ
そうして僕らは出会ったけれど
大切な存在になったうえ
別れることまで予定調和で
それがゴールと君は言ったけど
僕はやっとさ
君と手とつないだ
ただそれだけのところにいた
そんな気持ちになっていたのにな
よーいどんで
さようなら
必要性も分からない
そんな呆然をまた繰り返して
たぶんずっと繰り返して
ゴールラインはどこだっけ
またあてもなく
また会おうって思うんだ