だから笑顔を

雨は振り返る

感情を殺したまなざしで

僕はまだ

空白を喘いで

泥水を踏んだりする

受け取れるわけもなく

受け渡せるものもない

いつかの雨の日に

僕に殺された感情は

道路脇に転がされて

汚水と混じり合い

自らを許せないまま

いつか流転して

きっと雨になるだろう

そして

僕は振り返る

そのときに

だから

笑顔を