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言葉を失ってしまいたいや

愛すべき隣のやつらは
ずっとうるさく踊ってる
床のささくれに怒ってるのか
まるで世界の秘密に気づいたよう

外れた調子の声が見えた
許されたリズムの格子の向こう
誰も気づけないから
豊かな杯にも底がある

言葉を失ってしまいたいや
誰にも優しくできないように

今度はちゃんと
さようならを言えたんだ
今までそんなことなかったのに

だから僕らは
とても
寂しくなったんだ