秤
つなぎあわせと
こじつけで
情けなさを合わせて
毎日を歩く
腹を抱えて笑った
頭を抱えて泣いた
でも枕からあげる顔は
だいたいつまらなそう
今日は何に心を開こうか
僕が必死に感じとろうとした
輝いている尊いであろうものは
僕以外の誰かもやっぱり感じ取っていて
僕はそいつを敬いたいと思った
ここに僕も生きていることを伝えたかった
檻を中から叩くようにさ
ねぇ
こうやってさ
全てはうやむやに
溶けることを許容して
生きていくんだろうか
現状に全く満足していない顔をして
満足しきっている人間に僕もなって
いっぱしに何かを待ってるフリをしている