たくさんの約束の腐敗を
怖れることも忘れようとして
お互いの魂が劣化する

歳をとったのだと笑いながら
誰が死神なのかと震えている

自分はいつか糾弾されるだろう
その食卓につかないことを
ずっと秒針の狭間で祈っている

自分を無条件で愛してくれる
都合のいい誰かを求めて
アドレス帳から品定めする

布団の衣ずれの音が怖い
その中身に何も入っていないと
朝に伝わってしまう

本当の鏡は置かない
自分はどこにもいかない
そういう囚人だから