リモートミーティングで顔を映す抵抗について考えること

エンジニアの多くが数字を半角で入力したがる生き物だと思っているんですが、入力しようとしているドキュメントのフォントサイズが大きくなるにしたがって、エンジニアでも全角で入れる人が多くなっていく、そんな現象をこの前発見しました。こんばんは。

もはやリモートワークなしでは生きられない体になってしまったナァと、そんなことを思いながら書くリモートワークシリーズ第3弾です。前2本はnoteです。

さて、プロジェクトの朝会から、部署の相談、他社からの営業や、会社のイベント、色んな人との1on1まで、このリモートワークの情勢で、リモートじゃないミーティングの方がごくごく稀になりました。

そんななかでZoomなどでMTGをしていると、自分の顔を映すか映さないか、音声出すか出さないかという、めちゃくちゃ小さな、しかしながら一日に何度もそんな(無駄っぽい)判断を繰り返している自分に気づきました。

正訓調べでは下記のように数字が大きくなるにしたがってリモートミーティングの抵抗が高まっていきます。これには同意してくれる方が多いと信じてる。

  1. 声:OFF、顔:OFF
  2. 声:ON、顔:OFF
  3. 声:ON、顔:ON(横顔など目線をはずす)
  4. 声:ON、顔:ON(カメラ目線だが口など一部を映さない)
  5. 声:ON、顔:ON(カメラ目線)

あとは自分の顔見るのが嫌とか、化粧してなかったり寝癖直してなかったりすることもあるとは思いますが、正直に言っちゃえば、声OFF、顔OFFめっちゃ楽。もうめっちゃ楽よマジで。

もうこの辺は心理的な問題だと思っていて、目は口ほどにって言いますし、瞳孔の動きを見せない方が商談に有利とか、本心を隠すときに口元を隠してしまうとか、そういうある種の動物的な感覚が関わってきているのを感じます。

そしてこれが「リモートミーティングで顔を映す抵抗」なんじゃないかと思うんです。ぶっちゃけ「自分に関すること」が勝手に伝わらないの、めっちゃ楽じゃない? もうどうしようもなくそう思っちゃうことある。何も後ろめたくないのにも関わらず。これなんなんでしょうね。

いや、現実はめっちゃ映してるんですよ。顔。たぶん全部のミーティングで自分は顔映すようにしてるんで、映してるんですよ。でも「映すべきか、映さざるべきか」みたいな逡巡がいつもある。無駄だなーって思いながらいつも一瞬考えちゃう。だって映さないと楽だもの。

これが超長期的に仕事というか、人間関係とか、会社のあり方とかにどのような影響を及ぼしていくのかなぁ、っていうのは不安に思うことはあります。というのも、雑談の大切さが見直され、社会が雑談に飢えているといっていいと思うんですけど、そういうみんなが理性的に大切に思っているものと、動物的なバイアスが相反してません? 自己開示したい理性 VS 自己開示したくない本能というか。

で、なりがちだと思うんですけど「自己開示しない方に寄ると具体的に何が困るんだっけ?」みたいな話になったとき、もうその質問が出てくるときって何かが失われつつあるときだと思うんですよ。カルチャーとか連帯感とか帰属意識とかエンゲージメントみたいな「困りごと」で表出してくると思うんですけれど。

もう正直、それらが将来的に必要なものとされているのかからして、ちょっと今の現状だと分からなくなってきてはいる。いまは絶対必要だと思うんですけど、そうじゃない世界になる可能性だって全然あると思ってる。リモートワークめっちゃ楽じゃん。

ただやっぱりいまは絶対必要だと思ってるんで、自覚的にはなっとこうとは思っています。情報を伝えたいときと、自分を伝えたいときと、情報と自分を伝えたいことがあるじゃないですか、人と話すときって。そういうのを選択していく必要はあろうな、と考えています。

情報だけを伝えたいのは例えば、遅れのないプロジェクトの朝会とかですね。これはむしろ顔映すとか、まぁあんまり必要ない。でも文字だけだと齟齬が出そう、そういうときとか。これはZoomである必要もないんで、SlackのHuddleとかでいまもやってたりします。

自分を伝えたいとき、これは会社のイベントとかでしょうか。自分の人格が必要なときは、たぶん声に限らず、顔に限らず、最大限の自分を伝える姿勢が必要なのだろうと思います。他にもピープルマネジメントに関わるシーンとかなんだと思います。

情報+自分を伝えたいときとかは、状況を説明して感謝や謝罪を伝えるとき……? 営業とかで人と情報への信頼感がまず必要になるとき? まぁそういうときですよね。

そのように自覚的に慣れておかないと、気がついたときには選択肢が失われるだけになってたら怖いなぁと、もうそれなりに慣れましたけど、それでも「あぁ〜顔消してぇ〜」って逡巡したとき、うっすら考えたりするのでした。

難しいね、リモートワーク。