斯くして、2023年11月11日
丹沢山に登ってきた。
ゆるーく百名山登ってみっかーくらいに考えていて、この辺だと富士山、天城山は登った。過去でいうと大菩薩嶺、八ヶ岳を登ったことがある。まぁ本当にゆるーく考えているだけなので、それだけを基準にして選ぶことはしないが、紅葉の季節でもあったし山奥に行こうと思ってのチョイス。
朝4時半、始発に乗って、8時前にはバスが出る渋沢駅に着いていた。友人と合流し、少しバスに乗って大倉まで行く。大倉のバス停は思ったよりずっと立派でびっくりした。最近登山のYouTubeもよく見たりするが、それを見て感じるのが思ってるより「登山」を中心とした経済圏で、こんな山奥でちゃんと儲かるのかなと思う場所にちゃんと山小屋が経営できているのすごい。
そこからしばらく登山口まではアスファルトの道をしばらく歩く。体中痒かったりするが、体調は悪くなかった。秋の陽気に近かったが、まだ気温は高かった。紅葉の状態は謎だ。
まずは丹沢山の前に大倉尾根を歩いて塔ノ岳を目指す。大倉尾根は通称「バカ尾根」と呼ばれているくらいにはキツくて長いらしい。で、それを超えて塔ノ岳、そこからまた歩いて丹沢山なので、丹沢山に行けるかどうかは体力がもつか分からんので塔ノ岳で考えようということになっていた。なので無理っぽさを感じたら、まぁさっくり引き返すつもりで出発。
丹沢山というよりも丹沢山系は、びっくりするぐらいにちゃんと手入れがされている、良い登山道だった。木道も木の階段も無数にあったが、いずれも作りがしっかりしていて、場所によってはその木道が新しくて、そこから良い木の香りがした。誰がこんなにちゃんと手入れしているのだろう……。
最初は楽勝だと思った大倉尾根も、進むにつれてそのバカさ加減をむき出しにしていくる。ただただめちゃくちゃ長い階段みたいなのを何度も超えた。ただ気力に悪影響を及ぼしていると思ったのが、ある程度階段を超えると、平然と平らな道が現れたりする。アメとムチが絶妙に挨拶をしてくるので、期待感を裏切られる連続なのが辛い。
特に花立山荘の直前が地獄。階段のわんこそば状態。長いし急すぎる。それでもちゃんと整備されているのが立派。花立山荘で少し休憩をしてさらに先へ。ただ最近は痩せ始めているし、朝ランニングやらロードバイクやらしているので多少体力は戻ってきているのだろうか、なんとか乗り越えることができた。
これが塔ノ岳の頂上と、そこにある山小屋の尊仏山荘。想像以上に人がいっぱいだった。自分は「まぁなんとなく登るか」程度のモチベーションで、登山をちゃんとできているのか謎なんだけれど、みんなちゃんと登山が好きなんだなぁと思わせる。
ガスが多くて眺望はそんなよくなかったんだけど、一瞬抜けたときの眺めはこんな感じ。青々とした針葉樹が半分くらいだったし、紅葉がすごくきれい……というわけでもなかったが、まずまずの赤みというところ。
昼飯を食べて早々に丹沢山へ出発。体力はこの時点で問題ないと判断できたけれど、時間が微妙だった。帰りを考えるともう太陽は沈んでしまうかもしれない。なので急ぎ目に。
相変わらずガスは消えなくてこんな感じだ。それがなかったら眺めが良かったのかもしれないが、だいぶ体力を削られていて、うすうす「もうここに一生来ることはないかもしれない」と思い始めていた。
そして一時間ちょっとかかって丹沢山に到着。
ガスのせいもあろうが、頂上自体は木もまだあってそれほど良い眺望ではない。山小屋があって、泊まれるのかもしれない。人がいる雰囲気ではなかった。というわけでこれで百名山5座目というところだろうか。
帰りはしっかり太陽が沈んで、暗い中をヘッドライトを頼りに帰った。登山のときはちゃんと持とう、雨具とヘッドライトと熊よけの鈴。帰りは帰りでまぁ辛く、長く、何より下りることに飽きた。めちゃくちゃいい山なのは間違いなけれどちょっと長すぎる。そんな感想。
そういえば最近、バックパックを変えてある。以前はオスプレイの赤いケストレル(廃番)だったが、日帰りだとそんなかっちりしてなくても良いということに気がついて、ファストパッキング的なのでいいんじゃないかと思って、SALOMONのXA25に。
これがめちゃくちゃ軽くて、簡単なハイドレーションもデフォでついているし、フィット感も良くて最高な気持ちでいる。次は靴なんだけれどSIRIOが欲しいなぁ。
で、まぁ今週は色々あった。子供も調子悪くなっちゃったってこともあるんだけれど、火曜に今まで感じたことないタイプの頭痛がきて、実際疲れてたしそのせいかなと思ってたんだけれど、水曜になったら夜寝れないほどの歯の痛み。
もともとここ半年ぐらい左の上下の歯が冷たいもの熱いもので痛みを感じて仕方なかったのだけれど、ついにそれが極みに達したのかもしれなかった。はよ歯医者いけとお思いかと思うが、素直に言えば歯医者は怖い。2023年にもなって歯はなぜまだ削るなんて手段を取ってしまうのか、私はデンタルの世界にもイノベーションを求めたい。
ただ寝れなくなった、というかロキソニンもそこそこしか効かないとなると悠長なことは言っていられない。ので、緊急でも診察してくれる歯医者を訪ね、早々に見てもらった。左下の方が痛みが強いと思っていたのだけれど、レントゲンも取ってもらい。どうも虫歯は左上の銀歯の下らしい。でも痛いのは下だと思いながら、左上の銀歯を取ってもらったところ、やはりそこは虫歯になっていた。
もう神経にまで達するということで、その場で神経まで取ることにする。判断が早い。しかも手が早い。麻酔をして10分くらいだろうか。その手際に感動した。確かに痛くないことに限るんだけど、どうあっても無痛ということはないし、そうなると早く終わるに限る。やはり速さは正義なのだなぁなどと思いながら完了した。
これで左下の歯の痛みまで引くかどうかは眉唾だったのだけれど、ここ半年の痛みが嘘のように引いて、ここ2日はとても快適に過ごせている。みんなも歯が痛かったら、早く行こう、歯医者。
アークナイツ
孤星開幕。帰冥スペクターが同時にガチャで出てくれて本当に助かった。あとは何も考えず、この眼の前のガチャを300連するだけだ。ミュルジスとホルハイヤは早々に出てくれた。あとは無料で回せる分がどれくらいになるか見積もりながら、さすがに課金して帰冥スペクターを手に入れるつもりでいる。これで限定まで全部のキャラがそろうはず。
イベント自体はとんでもなく長い。ただ、イフリータとロスモンティスが出てくるのは尊い。失職したおじさんがまた出てきて、その哀愁を感じさせるのもアークナイツの醍醐味。