斯くして、2024年2月24日
最近不要になったものを売りまくっている。
もともと蒐集癖があるというわけではないけれど、割と捨てられない性分なので「いつか使うかも」に抗えず、むくむくと「もう使わないもの」があふれてきていた。さらに最近本を読むようになったので、じょじょにかさばっていくモノたちを看過できなくなってきていた。
なので月イチでBookOffなりセカストなり回る日を定めて、不要そうなものを売り払うようにした。不思議なもので一度売り始めると、身の回りからはがすことに抵抗がどんどんなくなっていくものだ。
無理やりセンチメンタルに考えてみると、「いつか」の時間が少なくなっていることに自覚的になってきたのかもしれない。もう40も越えた、立派な大人であるものだし、最近は娘も重たくなってきていて、そろそろ抱っこできない日もくるだろう。
「いつか使うかも」の「いつか」が目減りしてきて、それでいてまだ新しいことをやりたいものだ。なので「モノ」によって振り返ることが現実的でないと思い始めたのかもしれない。
ところで死ぬまで捨てることはないだろうと思うイカれたメンバーたちを紹介するぜ。
販売当時大学生だったかな。2万円くらいだった。ラピュタに関わる様々な(DVDとか小説とかロボット兵のフィギュアとかが付属)いまだに配送用のダンボールの中で配送用のビニールにくるまれている。ラピュタは自分にとって聖典なので、所持は必然。狂っていたときには一日二回のラピュタ拝観をしていた。
人生で唯一、複数回映画館に通ったアニメ。新海誠好きの男はヤバいというのも何のその、三葉のことをまだ日常的に思い出すぜ。当然のように特性フィルムしおりはランダムなのに愛が通じて三葉。ちなみに一回もこのBluRayで見たことがない。なんせ家にプレーヤーないからな!
もはやネット上の情報さえまばら、差別され系超能力者モノの大家のハードカバー、カバー付き。俺の厨二心をいまだに引き止める罪深い6冊。冒頭が秀逸すぎて叫びたくなる。「結界が破られた。今夜二人の兄弟が逃げる」うおおおおおおお!!!
読後感が最高に良い、宮部みゆきさんの俺から見た代表作。最後のところのミツルの思いに涙。新約と銘打たれた漫画の方も全く違ったIFのストーリーで成り立っている名作。ちなみに宮部みゆきさんの超能力モノ、鳩笛草、クロスファイアも大好物。
俺にとってもう一つの聖典。木箱に入ってる。もはや語る言葉もなし。劇場版だと劇中歌の歌詞が描かれているページがあってムネアツ。やはり劇中歌でいうと小宇宙戦争の「少年期」ではなかろうか。今はリトルスターウォーズ2021と改版されているけれどそれも素晴らしいことだ。
――などと振り返ってみると、結構マジで好きなものは「いつかもう一度」が何度も訪れるようで良かった。
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見終わった。シズカちゃんが回を進めるごとにかわいくなるのでいいアニメ。